歯を保存するための、むし歯の治療!
今日は、そむら歯科クリニックで行ている、虫歯の治療についてお話します。
歯にとって神経はとても大切な組織です。神経を取った歯は枯れ木のようになってしまうため、虫歯への抵抗力が弱くなったり、咬む力に負けて破折してしまったりします。
そして、もし抜髄になってしまったら、歯の神経の治療自体とても難しく、どんなにうまい先生が治療しても100%の治療は無理だと言われています。
なので、神経はあった方が絶対に良いのです。
(しかし、歯髄に細菌感染してしまった場合は、残念ながら神経を取らなければなりません。)
この患者さんは神経の近くまで虫歯が進行しているものの、食べたり、飲んだりしない限り痛みはありませんでした。
麻酔をかけた後、なるべく神経を出さないように虫歯を丁寧に除去していきます。この時に役に立つのがマイクロスコープです!通常の40倍の大きさで拡大し見ていますので、肉眼で見えないものも見えてきます。
むし歯 除去後はスーパーボンド(歯髄組織に悪い影響が少ないセメント)にて歯髄に細菌が侵入するのをシャットアウトし、歯髄保護をします。
そして、その上にレジン充填し経過を観察します。
こうすることで、痛みがなければ歯髄を取る必要がなくなり、歯髄保護ができ、敷いては歯が長持ちするのです。
(この後、痛みがなければ型を取って被せ物をしていきます。)
そむら歯科クリニックでは、
なるべく削らないで済むように予防して、虫歯にならないようにする。
虫歯処置になった場合、神経をなるべく残す。
被せ物や、詰め物がなるべく長持ちするようにする。
そして、治療の回数を減らし、歯を一生使えるようにすることで、健康な生活を送って頂きたいと思っております。